不良サラリーマン(♂)かつ漏電生活者の日常


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組織行動の「まずい!!」学

組織行動の「まずい!!」学
-どうして失敗が繰り返されるのか

樋口晴彦
祥伝社新書
740円+税

 マネジメントに目覚めたとかいうわけじゃないけど、まぁ組織で何かするってのが仕事の基本だからね。

 前書きから

 これまでの失敗学では、主に技術工学分野を中心に研究が進められてきたが、決して狭い枠内に閉じ込められるべきものではない。むしろ失敗学は様々な学問分野を横断的に包摂する性格を有しており、今後はその概念をいわゆる文科系の世界にも拡張していくことが課題であるといえよう。
 本書は、その中でも特にマネジメントの分野に着目して、組織行動に関係する様々な失敗事例に分析を加え、リスク管理上の教訓事項を抽出したものだ。

 問題点の本質を正確に把握できれば、その8割は解決したのも同然であり、取るべき方策は自ずと浮かび上がってくる。

 まぁ、確かに問題点はの把握が大切なのは分かる。だけど、問題点を追求している間に他の問題が持ち上がり、あれこれ同時に進められなくなってしまうこともあるのだ。言い訳なんだが。
 また、「問題に対して必ず『正解』がある」とする発想それ自体も適当ではない。ある企業において功を奏した対策であっても、別の組織では必ずしも有効とは限らないからだ。一つの問題に対して様々な選択肢を俎上に上げ、自己の業態や管理システム、企業風土等々を勘案し、も最も有効な対策を模索していくのが管理職の務めなのである。
 問題点をきちんと認識しているにもかかわらず、もしも具体的な対策が思いつかないとすれば……。そのような管理職はすぐに身を引き、後進に道を譲るのが最良の対策ということになろう。

 ああ、こういうことを言われないように気をつけねば。

 実例は多くはないが、深く紹介されていてとても興味深いものがある。「バケツで臨界」も取り上げられていて、直後の報道では知ることのできなかった状況・背景が説明されている。
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by over45 | 2006-09-17 16:43 | 読書